Yasuhiko KUSUNOKI

楠  泰彦

京都

Vision

ちりめん絹織物で知られる京都の丹後地方で小さな織物会社を営む3代目の楠泰彦は、機械化された近代的な織物から一歩踏み出し、伝統的な木製の織機で手織りする新しいレザーテキスタイルブランド「クスカファブリック」を発表した。縦糸は1mmに漉いたレザーに芯糸をつけて手で巻きながら作製、横糸は手でカットしたレザー糸をジャカードで織り上げたレザー100%の重厚な質感が特徴。職人が緯糸を左右交互に撚る手織りによってのみ生み出し、生地の「ふっくら感、陰影、優しい風合い」を際立たせると楠は言う。丹後ちりめん*の技法を駆使し、職人の手によって開発された新しい皮革織物の創造と販売を目指すことで、丹後織物の価値を次世代に伝えていく。

*丹後ちりめん絹織物

作品

写真をクリックすると拡大します。

お問い合わせ

ウェブサイト:クスカ株式会社

その他のクラフトリーダー2022



Share by: