Toshihiko INOUE

井上 利彦

京都

Vision

井上は、掛け軸、屏風、襖を装丁するという職人技と天然素材が融合した古来の複雑な技法「京表具」の活性化に人生を注いでいる。変化する市場のニーズに応えるため、井上は伝統工芸技法をさらに革新的な方法で表現している。現代の住空間に似合う新しいデザインの坊主襖(ぼうずふすま・縁のない襖)を提案。また、取り付けや補修が簡単な和紙や織物で作った壁装、一部だけ曲線を描いているような想像を超えた形状の下がり天井、テントのように折り畳み可能な紙の小部屋や茶室など、作品は多岐にわたる。井上の作品は自然素材に敬意を表し、伝統的な技法の再生を目指している。異文化に馴染みやすいデザイン性の高い襖や、和紙を使った照明を導入することで日本の伝統工芸に魅了された世界中の人々から、更に日本のものをと書道や美術工芸品が注目・評価され、All JAPANの内装を求める声が上がることを井上は期待している。

作品

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お問い合わせ

 ウエブサイト:京表具 井上光薫堂

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