利田淳司は、京都の竹専門店「竹平（たけへい）」の4代目店主であると同時に、竹工芸のプロデューサーでもある。竹平は、芸術家、工芸士、建築家、庭師などに、色、形、特性もさまざまな稀少な竹素材を提供してきたが、利田は、その長い伝統を受け継ぎつつ、竹が現代のトレンドにおいてスタイリッシュな素材として活かされるべく、美しいデザインの高品質な竹製品を開発・紹介することで、若手建築家や海外デザイナー等をマーケティングにおけるターゲット層とし、訴求することで、事業の幅を広げている。その行く先として、日本の高度な竹工芸技術や加工技術が次代に引き継がれていく事を目指している。